【夏休みのプール！】寄ってくる蜂から家族を守る4つの対策と注意点

そう不安に思う方も多いのではないでしょうか。

結論、しっかり備えておけば、夏のプールは安心して楽しめます。

実際に、プールや公園の噴水、川などの水辺には蜂が寄ってきやすいため、十分な注意が必要です。だからこそ、事前に正しい知識を身につけておくことが大切になります。あらかじめ対策を講じておけば、思わぬトラブルを未然に防ぐことができるでしょう。

この記事では、蜂駆除業者の私が、「プールで家族を守る4つの対策」や「蜂が発生したときの3つの注意点」について分かりやすく解説します。これを読めば、蜂の危険から大切なご家族を守るために必要な行動が見えてきます。ぜひ記事を参考にして、夏休みを安全で楽しい思い出にしてください。

「生きるため」の本能！蜂が水に集まる3つの理由

「そもそも蜂は、なんで水に寄ってくるの？」

水に集まるのには、しっかりとした理由があります。水は単なる飲み物だけでなく、巣の温度管理や蜂の幼虫にも欠かせない存在。だからこそ、夏の水場には蜂が集まりやすいという現象が起こります。

ご家族の安全を守るためにも、水遊びを行う場所の管理や蜂の習性について知っておきましょう。

水を飲んで体をうるおしている

蜂も人間と同じように、「生きるため」に水が必要です。特に夏は気温が高く、体の水分が失われやすいため、蜂たちは水を補給するために水場を探します。そのため、プールや水たまりなどは蜂にとって貴重な水飲み場になるのです。

​​巣を冷やすために水を運んでいる

蜂は自分たちの巣が暑くなるのを防ぐため、水を巣に運んで、適切な温度を保っています。これは、「気化熱（きかねつ）」のはたらきを利用して、巣の中を涼しく保っているのです。

気化熱とは、水が蒸発するときに、まわりの熱をうばうしくみのことです。汗をかいたあとに体がひんやりするのは、水（汗）が蒸発して、体の熱をうばっているからです。

水を使って幼虫の世話をしている

ミツバチによく見られる習性で、水を使ってハチミツをうすめ、幼虫のエサとして与えます。水がなければうまくエサが作れず、幼虫の成長に悪い影響が出ることもあります。このように、蜂にとって水は“飲むため”だけでなく、”子育て”にも欠かせない大切なものです。

「気温」によって蜂の動きは変わる！

夏のように気温が高いと、蜂の行動は非常に活発に。一方で、冬になると、蜂はほとんど姿を見せなくなるのです。今回は、蜂が夏に元気になり、冬におとなしくなる理由をご紹介します。

「7〜8月」は蜂の繁殖期！巣が大きくなり攻撃性もアップ

特に7〜8月は蜂の繁殖がピークを迎える時期です。この時期になると巣が急速に大きくなり、働きバチの数も一気に増加。女王蜂の産卵も活発になり、巣を守ろうとする本能が強まるため、人への攻撃性も高まります。

近づくだけで刺激と受け取られることもあるため、巣の存在には十分な注意が必要です。

「気温25〜30度」はとくに注意！夏の屋外で蜂と遭遇しやすい理由

気温が25〜30度に達する日は、蜂が最も活発に動く時間帯。特に日中は巣作りやエサ探しのためにあちこちを飛び回るため、屋外で蜂に遭遇する可能性が高まります。

自宅の庭やプール、公園など人が集まりやすい場所でも姿を見かけることが増えるので、夏のレジャーでは周りに蜂がいないか注意を払うことが大切です。

冬の蜂はどうしてる？冬眠する種類とその過ごし方

スズメバチやアシナガバチなどは、秋になると働き蜂が死に、女王蜂だけが冬眠に入ります。冬眠場所としては、寒さや風を避けられる安全なところが選ばれ、土の中や木のすき間、建物ののき下などが一般的。活動をほとんど止めることでエネルギーの消費を抑え、厳しい冬をじっと耐えしのぎます。

一方で、ミツバチは冬眠をせず、巣の中で集団生活を続けます。働き蜂たちは女王蜂を巣の中心に囲み、体を密集させて体温を保ち、羽を震わせて熱を生み出します。この時期、外に出ることはほとんどなく、蓄えたハチミツをエサにしながら巣の中で冬を乗り越えるのが特徴です。

プールで家族を守る4つの対策

夏のプールを安全に楽しむには、蜂を引き寄せない工夫が欠かせません。これから紹介する4つの対策を実践すれば、ご家族みんなが安心して夏のひとときを過ごせるはずです。ぜひ参考にしてください。

放置はＮＧ！「甘い」食べ物や飲み物は蜂を呼ぶ原因に！

蜂は甘い香りに敏感で、ジュースやアイス、スイーツ類に引き寄せられる習性があります。たとえば、屋外プールの売店で買った飲べ物を長い時間放置すると、気がついたら蜂が近づいてくることも。とくに子どもがいる場合は危険なので、飲食後はすぐに片づけるよう心がけましょう。

家庭用プールには「忌避剤スプレー」が効果的！

家庭の庭で楽しむビニールプールなら、蜂よけスプレーの使用がおすすめ。市販の忌避剤（きひざい）には、蜂の嫌がる香りが含まれており、プールの周辺にスプレーすることで寄りつきにくくなります。安全性の高いタイプもあるため、小さな子どもがいる家庭でも安心して使えます。

ためっぱなしは危険！遊び終わったら水を抜く！

蜂は一度水のある場所を覚えると、繰り返し訪れる習性があります。庭に水を張ったままのプールを放置していると、蜂が常に寄ってくる可能性も。そのため、遊び終わったあとは速やかに水を抜き、必要なときだけ水を張ることを心がけましょう。

色にも注意！蜂を刺激しにくい「白色」の服装

蜂は黒や濃い色に対して警戒心を示しやすく、攻撃の対象とみなされることがあります。その反面、白や淡い色（ベージュ・水色・薄いグレーなど）は、蜂にとって「安全な存在」と認識されやすく、刺激しにくいとされています。

プールや屋外で蜂に遭遇するリスクを減らすためにも、服の色選びには注意を払いましょう。

蜂が発生したときの3つの注意点

対策をしていても、蜂が出てしまう可能性はあります。いざ蜂が出現したとき、焦ってしまうと、逆に蜂を挑発してしまうことも。そうならないために、冷静に行動し、蜂による被害を防ぐための注意点を3つご紹介します。

手で追い払わない

蜂に手をふったり、近づいて追いはらおうとすると、かえっておそってくることがあります。特に、スズメバチは、自分をおそってくる相手にたいして、たくさん向かってくることも。蜂を見つけたら、あわてずに静かにその場から離れましょう。

いきなり動かない

蜂は、すばやく動くものを見つけるのがとても得意です。いきなり走ったりすると、蜂が追いかけてくることがあります。なるべくゆっくり、背中を向けずに後ずさるように移動しましょう。 

大きな声を出さない

大きな声や高い声を出すと、蜂がびっくりして怒ってしまうことがあります。叫ぶことで自分の居場所を知らせ、攻撃の対象になることも。 周囲に注意を促すときも、落ち着いた声で伝えるようにしましょう。

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蜂の巣を見かけたらプロにお任せを！

今回は「プールで家族を守る4つの対策」や「蜂が発生したときの3つの注意点」について解説しました。

夏になると蜂の活動が活発になり、外出先や自宅の庭など、思わぬ場所で蜂に遭遇することが増えてきます。そんなときは、決して自分で対処しようとせず、まずは蜂駆除のプロに相談することが大切。

何よりも「安全第一」で行動しましょう。

不用意に近づいたり刺激を与えたりすると、蜂が攻撃的になり、刺される危険が高まります。自分だけでなく、大切な家族や友人を守るためにも、早めの対応が必要です。専門業者に依頼すれば、蜂の種類や巣の場所に合わせた最適な方法で、安全に駆除してくれます。

「蜂駆除岐阜」では、ご相談・お見積もり・現地調査をすべて無料で行っております。「ハチに刺されるのが不安」「自分で駆除するのは怖い」と感じたら、どうぞお気軽にお電話ください。